ようやく本が仕上がってきた。
こうして実際に仕上がった本を手に取ってみると、
やはり感慨深いものがある。
10年を費やす値打ちは、おそらくこの作品にはなかった
だろうと思う。もうちょっと自分に甲斐性(とでも言うのか)
があれば、早く、そしてもっと大きく世に出すことが出来た
かも知れない。
しかしそれは叶わないことだった。
それほどまでにこの作品は自分の人生のかなりの部分を占める
存在になってしまったのだ。
原稿用紙490枚超は伊達ではない。
こうして見るとやはり結構分厚い。
さて、こんなどこの馬の骨が書いたのやらもわからないような本を、
果たしてどこの誰が買ってくれるのだろう?
ページを開いて、字面を追ってみたら、この作品に費やした日々が
走馬燈のように脳裏を駆けめぐり……なんてことが起こることを
期待したのだが、どうもそういう感じはならなかった。
よくよく思い出してみれば、これを書いた日々は、他人から見たら
恐ろしく起伏の乏しい日々だったことに、今更ながら気がつかされる。
さて、これからどうなるだろう?
もちろん何も起きないことの方が、可能性は大なわけだが。
終戦記念日の今日は、模索舎に自作の「イルカのキリー」を3冊納本。
模索舎は一般書店ではほとんど目にすることのない、ミニコミ(自主流通出版)・少流通出版物の取扱書店で、ごく気軽に手製の書籍を持ち込んで扱ってもらえる店なのだ。
別に出版社の側が営業をするといっているので、こんなこと(直接営業)はやる必要もないかと思うのだが、それだけではちょっと心許ないし、社会勉強の意味合いもあってこうしたことをやることにしたのだ。
もっとも僕自身、つい最近この店をネットで知ったので、東京に移り住んでからは初めて行く店なのだが。
新宿御苑のすぐ脇にあるので、新宿界隈の地理に慣れていないと迷ってしまうかも知れない。
(→場所)
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新風社の倒産にともなって、流通が不可能になっていた拙作の「イルカのキリー」をAmazonマーケットプレイスにて販売を再開することにした。
新風舎から買い取った限定部数での販売なので、売り切れ次第終了となるが、送料分を入れても安くなるように中古本として出品しているため、以前よりはお得かもしれない。
ということで以前に買い逃した方や、新たに作品に興味を持たれた方には是非この機会に購入していただきたいと思う。
手作業での発送となるので、個人的な事情で発送に遅延が生じるかもしれないが、確実に発送するのでよろしくお願いします。
「イルカのキリー」購入ページ
(リンクをクリックした後に、「3点の新品/中古商品を見る」をクリックすると作者自らの出品の項目が現れるので、そこから購入する)